運営側とご出店者さまの
良好な関係構築が、
施設と沿線の価値向上につながる。

五十嵐 みゆき

MIYUKI IGARASHI

2023年 新卒入社
たまプラーザ運営部

仕事を通じて誰かを心から喜ばせたい。

2023年にTMDへ新卒で入社しました。小さい頃から商業施設が大好きで、就職活動中は「仕事を通じて誰かを心から喜ばせたい」と思いながら活動していました。TMDはお客さまだけでなく、ご出店者さまやサポートスタッフ、近隣施設や地域住民との関わりも重視し、商業施設を起点としてまち全体を盛り上げることを得意としている企業だと感じ、入社を決めました。TMDが「モノ消費」や「コト消費」の先を見据え新たな商業空間づくりに積極的に取り組んでいること、またジョブローテーションによって若手の時からMDや販売促進、経理、リーシングなど現場・本社部門を問わず幅広い業務に携わることができるのも魅力でした。さらに、学生時代に「武蔵小杉東急スクエア」の洋菓子店で3年半ほどアルバイトをした経験も大きかったと思います。「武蔵小杉東急スクエア」は従業員と施設運営を担うマネジメントオフィスの距離が近く、マネジメントオフィスのメンバーが従業員向けの告知物におどけたポーズで登場したり、当時の支配人の異動時には、支配人から全従業員へメッセージカード付きのプレゼントが配られたり、とても良好な関係を築いていました。アルバイトを通して運営の裏側を知ることができ、それと同時に従業員とマネジメントオフィスとの距離感の重要性も感じることができました。

経験を積んでスキルを発揮し、
多くのお客さまを呼び込むことで
会社に貢献していく。

現在は販売促進担当として、主にイベントやキャンペーンの企画、ウェブサイトやSNSの管理などを行っています。「たまプラーザ テラス」は週末に大きなイベントを開催することが多く、特にお子さま向けのイベントに力を入れています。これまで地域の取り組みと連動した防災イベントや子ども向けの工作ワークショップなどを担当し、コンテンツの選定からポスター案の調整、イベント当日の立ち合いや確認までを経験しました。特に印象に残っているのは、入社直後に携わったスティールパンのライブイベントです。お客さまに気軽に楽しんでいただく夏の集客イベントを考えることになり、「スティールパンの爽やかな音色で人気の映画ソングなどを演奏したら、お客さまが心地よい時間を過ごすことができるのでは」との思いから提案し、実現に至りました。イベント当日はたくさんのお子さまが音楽を聞きながら楽しそうに踊っていて、この光景を一生覚えていたいと思うほど素晴らしい成功体験となりました。入社1年目の3月には、駅前の広場にメリーゴーランドなどを設置した大掛かりな遊園地のイベントを3日間開催しました。当日は、事前に代理店と調整した内容とは違う展開になるなど、臨機応変な対応を求められる場面が多々あったのですが、1年間の経験を生かして柔軟に対応でき、これまで培ってきたスキルを実感できるいい機会にもなりました。「たまプラーザ テラス」はTMDの中でも規模が大きいため、ご出店者さまから賃料を継続的にいただけるように効果的な販売促進施策を展開することが重要であり、「私がより多くのお客さまを呼び、お買い物をしていただけるような施策を打つことで、会社の収益を支えることができるのだ」と思うと気が引き締まります。

従業員がファンになれるような施設をつくりたい

2年目からは、テナント会も担当しています。テナント会は、ご出店者さまとマネジメントオフィスでつくる組織体で、従業員満足度(ES)向上を目的とした施策を企画・実行しており、「たまプラーザ テラス」のテナント会では施設の運営コンセプトである「私を、かなえる場所。たまプラーザ テラス」の実現を活動方針として掲げています。TMDは各施設で研修メニューを組み立てており、「たまプラーザ テラス」では従業員一人一人のスキルアップを目的とした電話対応やカラーコーディネート、SNS運用などの研修に加えて、店長や副店長など役職者向けには店舗の雰囲気づくりの研修など、幅広いメニューを用意しています。さらに年度の変わり目には、2日間の店長参加型研修「テラストリップ」を実施しています。2023年度は千葉県にある廃校を借りて運動会を行い、参加した皆さんには「チームビルディングについて学ぶことができただけでなく、お互いを知るいい機会にもなった」と喜んでいただけました。2024年度は、施設のアニバーサリーに合わせた従業員感謝企画や接客ロールプレイング大会「マインドアップ選手権」などを実施する予定です。
このような取り組みが評価され、繊研新聞社主催の「第26回テナントが選んだディベロッパー大賞」でES賞という、入社前から「従業員がファンになれるような施設をつくりたい」と考えていた私にとって大変栄誉な賞をいただくことができました。従業員満足度が向上することで接客の質などもさらに高まり、結果として顧客満足度の向上にもつながると考えています。また、従業員は東急線沿線に住む方が多いので、テナント会などを通じて施設の魅力を体感し、施設に対する愛着を高めていただくことで、東急線沿線の価値向上にも貢献できると思っています。

若手でも重要な仕事を任され、
活躍できる環境がある。

少人数で規模の大きな仕事を成し遂げられることが、TMDの魅力の一つだと思います。「たまプラーザ テラス」は約150店舗が出店する大規模な施設ですが、マネジメントオフィスに在籍するのは約20名です。商業施設はその特性上、ご出店者さまやサポートスタッフ、お客さま、地域住民などステークホルダーが多く、私は販売促進、テナント会、そして2年目から携わっている社内横断型のSDGsプロジェクトの各業務を通して、さまざまなステークホルダーの方と関わっています。
販売促進業務では、お客さまのたくさんの反応や喜んでいただく笑顔がやりがいにつながっています。イベントではお客さまの反応を直接見ることができますし、SNSでは数値で反響がわかるうえ、自分が担当したイベントについてお客さまがSNSに投稿するのを見かけたり、拡散されたりするのを目の当たりにすると、「こんなところにまで、自分たちの仕事が届いているんだ」と実感します。このように、若手の時から活躍できることもTMDの特徴で、私自身も販売促進やテナント会担当というマネジメントオフィスでの幅広い業務に携わることに加えて、SDGsプロジェクトではTMDの10を超える施設で小学生を対象にした「おしごと体験イベント」を企画するなど、さまざまな機会をいただいています。
TMDにはさまざまな業務がありますが、新入社員研修では各部署の業務内容を詳細に教えてもらえ、他部署の先輩にアドバイスをもらえる「メンター制度」などを通じて他施設の雰囲気を知ることもできるなど、自分の業務以外のことに触れる機会も多く設けられており、将来のキャリアに対して可能性を感じながら働くことができています。

いつか自分が生まれ育ったまちに恩返しをしたい。

これからさらに業務経験を積み、将来的に挑戦してみたいことは、出身地である川崎市の魅力向上を商業の面から支えることです。川崎市にもTMDの施設があり、今年3月には東急電鉄武蔵小杉駅に伴走支援型トライアルショップ「Canvas βase(キャンバスベース)」を開業しました。私もいつか自分が応援したいと思えるコンテンツを多くの方へ届けるため、地域に人を呼び込む力を身につけ、生まれ育ったまちに恩返しができたらうれしいです。

2024年5月現在