ゼロから新しい企画を
つくり上げていく挑戦と喜び。

山本 智大

TOMOHIRO YAMAMOTO

2023年 中途入社
営業企画部

SC運営を通してまちの魅力を
最大化していることがTMDの魅力。

2023年にTMDへ中途で入社し、1年が経ちました。前職では百貨店の売り場のマネジメントをしており、お客さまともっとも近いところで”モノ”を通じてサービスを提供してきましたが、今後は”モノ”という視点だけでなく、”まち”へと視野を広げ、商業を学んでいきたいと考えるようになったことが、TMDに入社した理由です。TMDのSCは東急線沿線のまちごとの特徴を生かし、それぞれのまちのニーズに合わせてコンセプトや販売促進、店舗構成、運営などを柔軟に行っていること、行政をはじめ地域のステークホルダーと連携し、SC運営を通してまちの魅力を最大化させていることが魅力だと感じています。

SC運営のノウハウを生かし、
開発案件の企画提案の段階から深く関わる。

TMDがSC運営会社から商業企画運営会社への挑戦を目指すなか、その挑戦の一端を担っているのが私の所属する営業企画部であり、さまざまな新しい取り組みを行っています。これまでTMDがSC運営で培ってきたノウハウを生かしながら、専門領域の収益化を推進しており、業務内容は多岐にわたります。具体的に言いますと、商業企画業務では、新規施設の開発段階から参画し、商業部分のコンセプトやフロアプラン、店舗構成などの企画立案・アドバイザリーなどを行うことで、将来の新規施設の運営受託へとつなげていくことを目指しています。また、これまでのコミュニティーマネジメント(地域連携)のノウハウをもとに、当社の運営する施設がないまちでの地域コミュニティー運営業務受託の推進も担当しており、イベントの企画や運営を通して新たな事業性を模索しています。

新たなご出店者さまとの関係構築の場をつくる。

入社してから、伴走支援型トライアルショップ「Canvas βase(キャンバスベース)」の開業に携わりました。これはTMDとまだ接点のない全国の新たな事業者との接点構築を目的とし、出店前から出店後まで伴走支援するトライアルショップで、2024年3月に東急電鉄武蔵小杉駅に開業しました。事業者さまに「Canvas βase」でリアル店舗での出店を試していただき、将来的にはTMDのSCへの出店や東急グループ内での取り組みにつなげることを目指しています。お客さまの反応を見ながら細かに陳列を変えられる什器の導入を提案するなど、前職で培ったリテールの経験やスキルをこのプロジェクトで生かせたと感じています。事業者さまが「Canvas βase」をきっかけに知名度を高め全国に広がっていくなど、将来的にさまざまな形で実を結んでいけるお手伝いができることにやりがいを感じています。

部署横断で新たな取り組みを行うことで、
多角的な視点が得られる。

当社の運営する施設がないまちでの地域コミュニティー運営業務受託の推進を担当すると同時に、イベントの企画や運営を通して新たな事業性も模索していることは先ほどもお話ししましたが、その一環として地域共創プロジェクト「FIND LOCAL」にも部分的に携わっています。「FIND LOCAL」は地域連携をさらに強化し、まちの魅力を発信していくための全施設共通ブランドとしてプロジェクトが推進されていて、さらに「FIND LOCAL」の施策の一部としてリアルイベントの促進を社内横断で取り組んでいます。さまざまな出店候補先に足を運んで協力を得る他、イベント運営や販売促進も代理店任せにせず、ポスターなどのデザイナー選びやイベントのコンテンツから自分たちで考えるなど、ゼロから当社のメンバーでつくり上げています。私の所属する営業企画部はイベントの事業性検証という目的からイベントのプロジェクトマネージャーの役割を、「FIND LOCAL」ブランドを推進している企画・広報・マーケティング部はプロモーション担当、PM運営部は施設担当として場の調整というように、各部署の得意分野を生かして協力しながらプロジェクトを進めました。一つの部署でできることには限界がありますが、部署を横断することで多角的な視点が得られ、可能性も広がります。
営業企画部での業務は、取り組み自体に前例がなく、入社当初は立ち振る舞いや優先順位の整理に苦悩したこともありましたが、チームメンバーで方向性の確認や取り組む目的を本質的なところから話し合いながら、業務の意味を整理することに時間をかけており、それらを経て構想が形になったときは達成感と大きなやりがいを感じています。

TMDは新しい取り組みも柔軟に受け入れてくれる。

新規の取り組みを担当させてもらうことが多いことから、TMDは新しいことを柔軟に受け入れてくれる会社だと感じています。事業戦略で施設運営の“進化”と“深化”を掲げていることもあり、過去の実績や年齢、キャリアに関係なく、前向きな姿勢があれば挑戦の機会が与えられ、それを応援してくれる雰囲気があります。新しいことを実施するうえで関係部署に協力を仰ぐ場面が多々あるのですが、他部署の方々も理解してくれ、積極的に相談に乗ってくれるなど、会社全体で協力体制が整っていると思います。また、業務効率化に向けてシステムなどを常にアップデートしており、業務に合わせて勤務形態や働く場所など、多様な働き方に対応していることもTMDの魅力の一つですね。

これまでにない面白い企画に挑戦したい。

業務は多岐にわたり、一朝一夕で結果が出るものばかりではありませんが、一つ一つ丁寧に向き合い取り組んでいくことで、私自身の成長にもつながっていると感じています。これまでの自分のキャリアのなかで企画を考える経験は少なかったのですが、この1年間でゼロから形にしていく企画力や、周囲を説得し巻き込んでいく推進力、既成概念にとらわれずに考え抜く力が鍛えられました。過去に実績のある企画だけではなく、これまでにないような面白い企画にも今後挑戦してみたいと思っています。最初はスモールスタートかもしれませんが、回を重ねることで「TMDはあんな面白い企画をやっているんだ」と幅広く知ってもらい、その先の可能性につなげられたらうれしいですね。例えば将来的には、TMDのSC、東急グループの施設や場所だけでなく、外部の大きな公園でTMDのイベントを実施することでまちを盛り上げ、TMDの魅力も知ってもらう。そんな大規模な企画に挑戦してみたいです。

2024年5月時点