営業戦略部とリーシング開発部の
連携が、
新たな価値を創出する。
今福 真梨子
MARIKO IMAFUKU
2015年 中途入社
リーシング開発部
小串 和貴
KAZUTAKA OGUSHI
1997年 ㈱よこはま東急百貨店(のちの㈱みなとみらい
東急スクエア、のちに㈱東急モールズデベロップメントが
吸収合併)に新卒入社
営業戦略部 部長
TMDがSC運営会社から商業企画運営会社へ
挑戦する今、
仕事の魅力とやりがい、
新たな挑戦について。
2つの部署の役割とは。
小串 2024年4月から新設された営業戦略部に所属しています。以前所属していたリーシング開発部では東急線沿線の店舗リーシングから契約管理業務などを行っていました。営業戦略部はリーシング開発部から細胞分裂した部署で、これまでの業務も引き続き行いつつ、MD戦略を考える上で必要な情報収集や分析、そのスキームの構築、さらに対企業との長期的なBtoBのリレーション構築、DXを活用し、効率的に推進する体制づくりなどを行っています。TMDがSC運営会社から商業企画運営会社へと舵を切るフェーズで、今後さらに専門領域での業務を拡大させていくために、これまで培ってきたリーシングのノウハウをブラッシュアップさせて仕組み化させていくことが営業戦略部のミッションであり、その仕組みをリーシング開発部へしっかりと浸透させていくことが求められています。
今福 私が所属するリーシング開発部は東急線沿線施設の店舗リーシング業務を中心に行っており、私は「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」や「グランベリーパーク」のリーシングを担当しています。昨年度からはTMDで管理運営を行っている施設のみならず、東急線沿線の枠を超えたエリアの物件やこれまでとは異なるタイプの物件のリーシングも行っています。今後さらにリーシング領域を拡大していくためには、小串さんの営業戦略部と連携していくことが重要だと感じています。リーシングは情報戦でもあるので、他社の商業施設に足を運ぶなど日頃から情報収集を心掛けていますが、時間に限りがある中で、営業戦略部が幅広い情報をタイムリーに収集し提供してくれることは非常にありがたいです。
新たな挑戦を受け入れてくれる風土。
今福 TMDは経歴や年齢にかかわらず、誰にでも活躍のチャンスがあり、新しいアイデアを大切にしてくれる風土が魅力だと思います。世の中には数多くの商業施設があるからこそ、一歩先を行くためには新しい発想が必要です。既成概念にとらわれることなく、幅広い年齢や経験の人たちからの意見を積極的に取り入れていく風土により、新たな発想が生まれやすいと感じています。
小串 私も入社時に、新しいことにチャレンジする風土と挑戦をバックアップする体制が整っていると感じました。TMDは会社の方針を明確に打ち出しつつも、それに向けたアプローチの方法については自由度が高い。裁量をもって取り組める環境は責任も伴いますが、同時にやりがいにもつながっています。“面白そう”なことに挑戦させてくれる風土が根付いており、“面白い”と“面白そう”は似て非なるもので、“面白い”は経験則に裏付けられたものですが、“面白そう”は未経験のもの。リスクを避けるのであれば、すでに成功している“面白い”ものを選びますが、TMDにはまだ経験していない“面白そう”なものに挑戦させてくれる環境があります。一緒に働いている仲間も“面白そう”なものを楽しみ、共感できる人が多いと思います。
普段の会話からアイデアが生まれる。
今福 以前、小串さんとは同じ施設のリーシングを担当していましたが、小串さんがコミュニケーションを取りやすい雰囲気をつくってくれていたこともあり、業務のこと、日常会話も含め会話の量は非常に多かったと思います。普段の会話の中からアイデアが生まれることも多く、それがこの仕事の面白さでもあると感じました。
小串 今福さんはチームで動くことを大切にしていましたね。実際に、日々の会話から生まれたアイデアが数年をかけてフロアリニューアルの規模で実現したケースもあります。どこにヒントが転がっているかはわからない分、コミュニケーションの重要性を改めて感じます。
今福 ふとした会話から始まったアイデアが関係各所の協力のもと店舗という形になり、店舗がオープンした際には感慨もひとしおです。新しい店舗を誘致することにより、お客さまの笑顔を見ることが一番のやりがいだと感じています。
小串 私は情報収集のとき、自分の好き嫌いだけで判断しないようにしています。とにかくアンテナを張って、どんな情報も食べる“雑食”でいることが大切。あとは「出会いに照れない」ことですね。面倒くさがらずに足を運ぶと、現場でしか得られない意外な面を見ることができ、視野が広がります。
今福 私の場合は効率よく情報収集するために、キーワードを登録しておくことで、インターネットに上がる情報を自動的かつタイムリーに得られる仕組みを活用しています。それらの情報を通勤などの隙間時間にチェックするようにしています。
小串 私は幅広く知ろうとする「ジェネラリスト」で、今福さんは得意分野や興味の対象を深掘りする「スペシャリスト」と対照的なアプローチの仕方ですね。今福さんの情報は私には知り得ないことも多く、お互いに情報交換することで新しいアイデアや視点を得られます。
編集力と企画力が付加価値を生み出す。
小串 リーシング開発部と営業戦略部は一蓮托生であり、2つの部署が連携することでリーシング力を増幅させ、収益性を拡大していくことができます。私は、リーシング力とは編集力や企画力だと思っています。今のご時世、単純な店舗入れ替えではなく、編集力や企画力で新たな付加価値や顧客の価値創出を生み出すことが必要であり、それが新しい市場の価値につながり、さらにはTMDの施設に唯一無二の価値をもたらします。顧客満足度も向上し、結果として東急グループ内外におけるプレゼンス向上につながる好循環を生み出すことができると考えています。それを具現化するための仕組みづくりが私たち営業戦略部の役割です。ただ、私たちの部署の思いだけでは難しく、同じ目線と思いで動いてくれるリーシング開発部と共に取り組むことで、はじめて実現できること。これからリーシング開発部と共に、新しい市場価値の創出にチャレンジしていきたいです。
今福 会社が新たなフェーズに入る中、私たちはリーシングの専門部隊として、東急線沿線の既存施設を大切にしながらも、営業戦略部の情報収集・分析力をしっかりと活用して、多種多様なエリアや物件のリーシングに積極的にチャレンジし、リーシング領域を拡大させていくことを目指していきたいです。
小串 TMDの商業施設は立地するまちによりお客さまの趣味嗜好やニーズが異なるので各施設に個性があり、一つの型や手法を構築すれば終わりではありません。各施設を通してすでに多種多様な手法を確立しているので、それらをさらにアップデートさせていくことができる。さらに東急グループの一員としてスケールメリットやシナジーも活用しながら、新たなステージへと挑戦していきたいと思っています。
2024年5月現在